2014年11月15日土曜日

チーズの種類(分類)

チーズの種類

チーズの種類には、『ナチュラルチーズ』と『プロセスチーズ』があります。
『ナチュラルチーズ』は、新鮮なミルクに乳酸菌を加え、乳を固めるレンネットという酵素を加えて固形状にします
プロセスチーズ』は、細かく刻んだナチュラルチーズを加熱して、溶かして固めたもの、つまりはナチュラルチーズに熱をかけて作ったものです。


ナチュラルチーズは、熟成方法や風味などから7つのタイプに分類できます


Fresh
フレッシュチーズ
牛乳を固めたものが「ヨーグルト」、そこから水分を取り除いたものが、このフレッシュチーズとなります。

『モッツァレラ』や『マスカルポーネ』

WhiteMold
白カビチーズ
表面が白カビに覆われているタイプで、代表的なものがあの『カマンベール』
クリ
ミーでマイルドな口あたりのものが多く、それほどクセは強くありません
中でも脂肪分が高めなもの(60%以上)は、まるでさっぱりとしたバターを食べているようなコクがあり、初めての方でも食べやすいでしょう。
このタイプで特に有名なのは、フランスのノルマンディ地方のものや、「チーズの王様」と呼ばれる
『ブリー・ド・モー』『ブリー・ド・ムラン』、お気に入りの白カビチーズを見つけてくださいね。
Washed
「ウォッシュ」タイプ

熟成過程で、その土地のワイン・ブランデーなどの地酒、または塩水で表面を何度も洗うため「ウォッシュ」タイプと呼ばれます。
外皮からは独特の強烈な匂いがします!しかし外側の皮を外すと匂いほど強いクセはなく、しっとりと深い味わいものが多い

「芳醇」「濃厚」な大人のチーズで、ワイン好きの方に好まれる傾向にあります
Chevre
「シェーブル」タイプ

山羊(やぎ)の乳から作られるチーズの総称が「シェーブル」タイプです。山羊は乳牛とは違い、人工的な出産のコントロールが難しいため、そのミルクは一年中取れる訳ではありません。




Blue Mold
青カビタイプ
自然の洞窟の中で熟成される『ロックフォール』、女王陛下のお気に入り『スティルトン』、そしてパスタなどの料理にも使われる『ゴルゴンゾーラ』

全体的に塩分含量が他のチーズと比べると高めです。味が強く、チーズの中でも独特な風味を持つものも多いです

Semi Hard
セミハードタイプ
ピザ用に、サンドイッチに挟んで、プロセスチーズの原料に。

製造工程で、ソフトタイプのものに比べてプレスを強めにかけているため、固形のしっかりとした組織となり、その分だけ熟成もゆっくりと進みます。

代表的なオランダ産『ゴーダ』など
Hard
ハードタイプ
チーズの中では一番硬いのが、この「ハード」タイプです。

製造工程では、乳酸菌を殺してしまわない程度に加熱しながら、セミハードタイプよりも強くプレスをかけ、硬い組織を作っています。

このため熟成期間も長く、タンパク質が旨味成分であるアミノ酸に分解された、コクのあるチーズが多いです。

代表的なものにイギリス産の
『チェダー』、イタリア産『パルミジャーノ・レッジャーノ』、スイス産『エメンタールやグリュイエール』など

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